妖怪図鑑3
社長!今度のは身近にゴロゴロしております!もう亡命しても良いですか。

妖怪・ワガママ現場太郎ちゃん
倉庫・運輸、各種メンテナンスサービス等、現場系に多く出現する。
けっこうな年齢に達しているにもかかわらず、ひとつひと
つの仕事に対し
誠心誠意、全力で不満を漏らすのであり、それを唯一の生きがいとしている
シャーク系の妖怪であります。会話は風俗&ギャンブル系に終始しており、
非常に知的であります。意外にもコマメに作業着を洗濯します。
辞める辞めるを連呼しておきながら、今日もそこでカラアゲ弁当なんか
食っております。口癖は「四十過ぎたらよう、庭いじりとかしたくなるんだよなあ」
でございます。厄介なことに、たいていはボス格であります。
ただ、仕事のスキル云々ではなく、なんとなく威圧的な雰囲気で
そうなったのであります。仕事を受注する側にとっては、
手榴弾のような存在であります。いつ仕事をしているのか、
と思うくらい本部に頻繁に電話をかけ、自分の娘と同じくらいの女性に文句を連ね、
世界の王になった錯覚に浸るのでございます。そして満足した彼は数人の配下(たいていは未成年のバイト)
とともに、近隣の中華屋で「つけ麺」(ワリ勘)を食すのでございます。男性特有の「怒鳴る機能」を駆使しますが、
怒鳴っていれば万事済むという、昭和の暗部のような人物であり、関係者各位、放っておくのが
無難であります。別名・いやんいやん太郎、お子ちゃまの心を捨てられないネバーランドの住人であります。
追記事項としましては、メーカーのよく分からないスニーカーを履いております。
妖怪・ストーキング・マスター
これは・・・誰でもひとりは遭遇したことがあると思われます。
仲良くなったが最後、連日メール&電話攻撃の嵐。
夕飯時に電話&来訪の嵐。自分以外の人間・
他者に「生活」というものがあることを想像だにしない、厄介な妖怪で
あります。やたら酒屋を愛し、語る話は「俺話」「俺の怨念」「下半身話」
話の20パーセントが増量・サマーサイズであります。人と人とのあいだの、
正常な距離感というものをまるきり認識しないという素晴らしい妖怪でございます。
断ろうものなら大変、来週までのスケジュールを根掘り葉掘りチェックするというナチスの如き尋問アタック、
また、「当日呼び出し」の覇者でもあります。どこぞのタレントのセリフを自分の言葉のように吐き、
悦に入ります。ちょっとこちらが意見を言うと「分かってねえな」みたいな笑みを浮かべ、
逆ギレならぬ「逆無知」を展開します。話を聞くという機能が麻痺しているのです。
たいてい心理学でいう「超覚醒」を患っております。次々と話題が変わるアレです。いろいろ話すが、
いまそこにいる相手を、不平不満をブチまける鏡としか思っていないので、
早々に手を切ったほうが無難であります。女子&主婦ならもっと多いであろうと思われます。
心中お察しいたします。解決策としては、「無料で鑑賞できる脅威の生物」と考え、あきらめるか、
ネタにしてサイコ・サスペンスの台本を書くか、自衛隊と協力して爆撃するかしかありません。
出会ったとき、小さくですが、脳にデンジャー・アラームが鳴りますからそれを活用しましょう。
関係がうまくいっている人間の集団に次々と飛び込み、破壊していくさまはさながら、
優雅なお茶会に投げ込まれた手榴弾のようであります。第三世界から送られた特殊爆弾であります。
またこちらも、「熱いヤンキー」同様、距離を置くとささやかなイヤガラセをしてきます。
わたくしの場合は留守電に、大声で「おちんちん」と入っておりました。知的行為といえるでしょう。


嫌煙運動ナンバーワン
嫌煙を主張すれば、すぐ民衆のプロップスを得られる、という安易な考えの妖怪で
マイナーな議員に見られます。タバコが原因で発生した病気もありますが、タバコがきっかけで
生み出された文化も多々あるということです。心理学の巨人・フロイトも、「葉巻を吸うという素晴らしい習慣を
やめたことで、私の知的関心が大幅に減退することとなった」と言っています。
わたくしも、全地区禁煙となったらタバコ大国、中国に亡命しようと思っています。そこで反日運動家に
石を投げられ、人生を終えるでしょう。で、なんだっけ。ああ嫌煙か。
ちょっといま、ナシが食いたくなったもので考えがそっちにいったのであります。
いずれにせよ、そこらの食い物屋に出向いても、喫煙席は満杯、禁煙席はガラガラであります。
近所の喫茶店では、結局禁煙席は大幅縮小とあいなったのでございます。こういう現実もあります。
で、なんだっけ。ナシもいいけど、いまタバコがねえんだよ。とにかく、全喫煙家には筒井康隆の
「最後の喫煙者」をオススメします。嫌煙ファシズムと闘う話です。
安易な「外国へ倣え」だけで、古来からの文化をポイ捨てしていただきとうないのでございます。
といっても、マナーが悪いのはやはりよくないのであります。あまり妖怪と関係なくなってきたので
ここらで撤廃させていただきとうございます。
他にも「やんわり全否定くん」「無意味に堂々ちゃん」などがお
りますが、やめておきます。
最後まで読んでくださった方に朗報であります。
妖怪をください。なんでもいいのです。「宗教勧誘レディ」や「電話一本
で済む用事を、気合の
千本メールで伝えてくるノ介」など、なんでもけっこうです。今
回、絵がそうとうショボいんですが、
きちんと描きます。
「さんざん好き勝手いいやがって、じゃあオマエはなんなんだ」
という方もいらっしゃるでしょう。
そうです。わたくしは妖怪ではありませんが、「鬼
畜」です。では、応募をお待ちしております。
